3Dスキャナーを使った測量とは?

対象物にセンサーやレーザーを当てることで、対象物の三次元座標データを取得します。

3Dレーザースキャナは設置した地点から360度、見渡せる範囲を瞬時に測定します。ものの数秒で、1万点以上のデータを取得することが可能です。圧倒的な作業速度を誇ります。

通常の測量と3D測量の比較

通常の測量では、測る必要のある箇所を一点一点移動しながら計測していきます。そのため狭い範囲を測量する場合でも長い時間と人員を投入する必要があり、その分コストもかかります。

3D測量では、1秒間に最大200万点というスピードで高品質なカラー3D点群データを取得できるので、現場に立ち入る時間が短くなるというメリットがあります。現場をストップさせる時間が短くなるうえ、見張り等の人件費のコストダウンにもつながります。また現場に立ち入る時間が短いので、その分事故等の危険も減ります。

360°撮影するため、計測忘れに気づいてもデータ上で何度も確認することができます。その場で実物を見ているように現場を把握することができます。

既存のデータと併用することも可能なので、建築限界、干渉チェック、設計変更時の調整などにも活用できる画期的な測量です。

通常の測量3D測量
すでに所有している会社が多い器械購入する際のコストが高い
再度、現場立入許可の申請をして再測計測忘れが発覚再計測は不要。
スキャンデータをPCで確認
期間や時間がかかるため、計画や申請が大変現場立入許可の申請期間や時間が短くて済むので
申請しやすい
数値のみデータ処理CAD等のデータ作成を併せて行える。
時間と費用は必要
データ理解に経験が必要、個人差が大きい新入社員の教育データを視覚化できるので教えやすい
干渉チェックのための測量が別途必要干渉チェック取得済みデータをPC上で確認する
上部へスクロール